「……お前が俺の仕事量を減らしてくれるなら、部費を元の額回してやる」

「え、手伝えってこと? 無理無理。私漢字読めないし、そんな書類手伝えない」

「しっかりしろ新聞部。
てかお前みたいなやつに書類を手伝わせるわけないだろうが」

「ならどうしろって…」

会長がにやりと、悪いことを企んでいる顔をした。

「問題児共をおとなしくさせる」

その言葉の真意を一瞬で理解できた私は、新聞部存続のために悪魔に魂を売った。