劣等生の秘め事

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「ねえ、しんぶんぶの人だよね!」

「え!?」

張り込んでいると、いきなり三橋恵が話しかけてきた。
油断してたわけでもない私が気づけないなんて。

「なんでさいきんうちのクラスにいるの!? なにかあった!? メグにできることならきょーりょくする!」

「ええ!?」

「メグね、しんぶんぶがかくしんぶんすき!
よみやすいし、おもしろい! だからきょーりょくする!」

キラキラした目。馬鹿みたいな喋り方。
……使えそう。

心の中でほくそ笑み、表面上は笑顔を浮かべた。