ぐぅおぉー・・・今のけたたましい腹音は

私、野口真央の物、一応主人公。

クスクスと笑う周りの子達。うぅぅ、

何でこんなに静かなんだよ!叫びたい気

持ちをグッと抑える。

そう、今は中学校の入学式中!キラメク

青春への第一歩だ。なのになのに!

逃げ出したい気持ちを抑え私は空腹に

耐え続けた。

キーンコーンカーンコーン

「ギャハハ!嘘だろ?あの腹音お前かよ!ギャハハハハハ笑」

「そんなに笑わなくてもイイじゃん!」

隣でゲラゲラ笑うのは幼馴染みの田村由詠

失礼でうるさいが以外に優しいヤツなのだ

「あー腹痛てぇ笑ほら、クラス表見に行くぞ!」

そうだった!素敵な恋とは相手も重要!

つまりはクラスの振り分けに1年間の青

春が掛かっている!そうと決まればじっ

としていられるハズがない。

「由詠!早く行こッ」

急に走り出す私それに対して由詠は

「はっ?ちょ、待てよ!」

置いてくなと言わんばかりに焦っている

由詠何かにかまってられるか!私達は

大急ぎでクラス表が掲示されてる広場へ

走っていった。