「もういいから、夢ちゃん貸してよ

豊の下手な飲ませ方より、俺の方が絶対に上手く出来るから」






「ふざけんな……っ!!
誰が下手だと!!

夢は、俺が飲ませても
嫌な顔せず飲んでくれてるんだぞ!」





「それは夢ちゃんが耐えてるんだよ

下手な飲ませ方だけど、仕方なく飲んでやるか……って感じでさ〜」





「下手下手言うんじゃねぇ……っ!!
お前よりは、絶対に上手いから!!

プロ級だから…っ!」





「プロ級の飲ませ方って……何?
聞いたことないよ

これだから、馬鹿はダメなんだよ……
お父さんが馬鹿だと夢ちゃん、これから大変だよ?」





「うっせぇ!!
生徒会長だからって調子に乗んなよ!」





「乗ってないよ
だから、夢ちゃん貸して」





「だぁーー!!
夢に触んな……っ!!

それに、夢をモノ扱いすんじゃねぇよ!!」









「うるさい!!
もう二人とも、夢ちゃんから離れて…!!

私がやるから!!」












私は、いつまでも言い争いをしている男共にイラついて

夢ちゃんを奪って、ミルクを飲ませた



私が怒鳴ったことが効いたのか……

二人とも、シュン……と静かになり俯いていた











もう!!

男共は、これだから……っ!!



少しは、女の気持ちを理解してほしいよ!!


ね?夢ちゃん……











夢ちゃんは、ミルクを飲みながら……

私をじーと見つめていた