* ウソツキ *

「心暖、一緒に帰る?」
レッスン終わり、私と舞夢ペアと
もっちー、園田くんペアは入れ替わりのため
だいたい2人を置いて舞夢と一緒に帰ってしまう

「うーん…今日はちょっと待ってる」
「そっか。なら、私も居ようかな。
心暖、1人じゃ暇でしょ?それに、誠を連れて帰らないと…あいつ空気読まないし」
「あー…舞夢も頑張れ!」
「余計なお世話っ!」

舞夢のおかげで、時間がすぐ経ってくれた。

「んじゃ、私ら先帰るねぇ!お疲れ〜!
ほら誠、行くよ!」
「え!?何で??おっ、お疲れ…」
もっちーと園田くんが出てくるなり、
すぐにもっちーを連れて帰ってしまった舞夢。
有難いけど、いきなり2人は少しだけ気まづい

「先週はごめんね…心配かけて」
「気にすんなって!」
笑顔で頭をぽんぽんしてくれる。
「何かさ、伝えて断られたら諦めるつもりだった
でもね、無理だった…私…」
「無理に言わなくていいし。宮田さんさ、
優しいから俺に気を使ってるけど、
そう言うところは、素敵だからそのままで居てほしい」
彼の言葉ひとつひとつが優しくて。
諦めようとしてる心に入り込む。