「莉奈は結婚するならどんな人がいい?」
お昼ごはんに大きなおにぎりを食べてるとき、憂が突然聞いてきた。
そんなの決まってるじゃない。そう思うと同時になぜか春翔くんの顔が浮かんできた。
それを打ち消すように、
「年上!収入も安定して、安心できる人!」
そう、答えた。
「ふーん?でもさ、実際は理想とは少し違うひとが思い浮かぶんじゃない?」
すべてを見透かしてるような憂の言葉に
「いや、わたしは年上と結婚するの!」
なんて笑っていた。
そのときの憂の視線の先に…わたしの後ろの角に春翔くんが居たなんてわたしは知らない。

