「春翔っち〜!!」 突然聞こえてきた名前に心臓がドキッと音をたて、わたしはちょうど視覚になる角にかくれた。 「ん?どうしたの??」 敬語じゃない言葉遣いに新鮮味を感じる。 ひさびさに聞いたその声に心臓が熱くなる。 「今日の放課後うちらとカラオケ行かない?」 いやだ、行かないで… なんで、行って欲しくないかなんてわたしにはわからない。でも、なぜか嫌だと思ってしまう。 でも、そんな願いも簡単に撃ち砕ける。 「ん、いいよ。」 そう言った春翔くんの声は前より少し低くなっていた。