そして、学校へ着くと、

靴を履きかえて、教室へ向かった。

私に挨拶してくれるような友達なんて居ない。


だから、誰とも話さず、自分の席へ着く。



そのとき、学校で超モテる幼なじみの三人が目に留まった。


あの頃を思い出すよ......



~幼い頃~



「優花ちゃんは僕と結婚するんだ!」


「いや、優花ちゃんと結婚するのは俺だ!」


と、幼なじみの春名咲也(ハルナサクヤ)と

同じく幼なじみの高沢圭(タカサワケイ)が私を奪い合ってた。




でも......アイツだけは違った。



「おい、何で、優花なんかと結婚したいんだよ。優花ってブスじゃん。」


この、グサッと心に突き刺さる発言をしたのは、




私がこの世で、1番嫌いな男の子、永井隆斗(ナガイリュウト)。



私はアイツの良いところが全く分からない。

確かに顔は良いけど性格最悪。



そんな訳で、未だにアイツのことを好きになれません。