私の嫌いな永井くん


今日になって気づいたんだ。リュウに助けられてばっかりだったってことが。

嬉しかったんだ守ってもらえて。だって、私は永井隆斗という一人の幼なじみにこれだけ愛されてるって思えたから。

嬉し涙が嫌というほど零れた。


私は家に帰ると、早速、ソファーに座ってたリュウに抱き着く。


「今までありがとう。迷惑ばかりかけて、何回も助けてもらって。嬉しいよ」

「どうしたんだよ、いきなり泣きながら。」

一瞬、戸惑いながらも私の目を見て言った。


「泣くなよ、優花らしくねーぞ。」

そう言って、私にキスをした。


そうだ!このキス、苦いけどほんのり甘く優しい味がする!

私は全てがわかった。

私のファーストキスの相手はリュウだったんだ。

「泣くなって。」

その後、あたふたしながら私をなぐさめてくれたリュウ。


私の嫌いな永井くん、今は私の大好きな永井くんになりました。