変貌した由貴クンは私を条影家に閉じ込めた。
そんなある日のこと......
由貴クンは私の部屋に入って来て、頭をくしゃくしゃにして言った。
「お前、永井って奴のこと好きなの?」
リュウのこと......?
「何で由貴クンがリュウのこと知ってるの?」
「だから、好きかって聞いてんの。」
強引に聞き出す由貴クンに私は答えた。
「幼なじみとしては、好きだよ。」
すると、由貴クンは俯いて寂しそうな目になった。
「俺のやってること、馬鹿らしくなった。」
どういうこと?
「ごめん。俺は優花を幸せに出来ない。」
私は今も幸せなのに......
「何でそんなことを言うの?」
「俺、中学三年生の頃に優花と出会ったんだ。
優花は覚えてないよな。だって、すれ違っただけだし。
でも、俺、一目惚れしたんだよ。優花に。
