私はサクヤの言ったことを拒否する。


「そんな!私は虐められてないよ!」


サクヤは天然なのだが、私の幼なじみの中でも、素直なコで何より優しいコだった。

あんなリュウとは正反対の男の子。

でも、私は幼なじみの中でサクヤが1番信用出来た。


だって、リュウは私が嫌いだし、

だからといって、ケイはウザ絡みするし、少し意地悪な所がある。

そう思うと、サクヤが信用出来る。

『キーンコーン......』

次の授業の予鈴が鳴った。