「いいから、早く背中に乗れって。」
私はしょうがなく背負ってもらう。
背負ってもらうなんて、赤ちゃん以来だよ......
そして、部屋まで送ってもらった。
「すいません。迷惑かけちゃって......」
「そんなことより、ずっと気になってんだけど、敬語はやめてよ。それに苗字にさん付けも。」
と、私は注意される。
「でも......敬語とか使わないと気が済まなくて......」
「じゃあ、せめて、俺のこと由貴って呼んでよ。」
由貴か......
クン付けしたら、呼びやすいかな。
「由貴クンって呼びますね。」
「おう!それそれ、苗字で呼ばれると違和感凄くあったから気分良いわ。」
どうやら、満足してるみたい。
満足した様子の由貴クン。
満足なら、良いんだけど。
