私の嫌いな永井くん


「それにしても、LINEを既読無視するなんてヒドイってば。」

「私だって、毎日、予定がありますから。」
堅い敬語で話す私。

「そんなこと言って、ただ、俺と遊びたく無いんでしょ。」
と、見透かすように言った。


遊びたく無いって分かってんじゃん。なら、何でそんなに誘うんだろ?

「俺、優花ちゃんに惚れちゃったんだ。」
ニヤッと笑う。

「そんな冗談、やめて下さい。」
どうせ、ナンパするような奴にろくな人は居ない。
そんな私の考えを貫く。


「冷たいな~。話変わるけど、優花ちゃんって何歳?」

「私は15歳の高1です。ちなみに条影さんはおいくつですか?」

「俺も高1!同い年?!学校は日玉だよ。」

日玉高校?!あのエスカレーター式のお坊ちゃま校でしょ?!

ありえない......こんなチャラい奴がお坊ちゃまなんて......


「そんなに驚いた?」
って、聞く条影さん。

「あの、お父様のご職業は?」

「俺の父さん?父さんはIT企業の社長。でも、俺、父さんとあんま会ったこと無いんだよな......」

IT企業の社長!!ウソだ......ウソだ。

IT企業の社長の息子がこんななんて絶対にありえない。