私の嫌いな永井くん

LINE交換をした後、私は由貴と名乗る人に送ってもらう。

「あの......お名前、聞いても良いですか?」

「出会った時に紹介したじゃん。俺の名前は由貴だって。」
由貴と名乗る人が呆れる口調だった。


「そうじゃなくて、フルネームで教えてもらえませんか?」

「条影由貴(ジョウカゲユキ)。よろしくな。そういえば、俺のこと、ユキって呼んで。」


「いえ、条影さん。そう呼ばせてもらいます。」

頑なに言い切った私。

そんな会話をしていたら、バス停にあっという間に着いた。

「私、バスで帰るんで、送ってもらってありがとうございました。」

ペコッと頭を下げた。

「じゃあな。」

条影さんは帰って行った。