私の嫌いな永井くん



「ねぇ、キス、してもいい?」

佐奈に合わない台詞に驚く俺。

「良いけど......」

「じゃあ、目つむって。」

言われた通り、目つむる。

そっと、唇が重なった。

すると、俺は無意識に佐奈を突き飛ばしてしまった。

「ご......ごめん。俺、帰るな。」
鞄に筆記用具を物込んで急いで、気まずい雰囲気から抜け出した。


佐奈に申し訳ないことしたな......

でも、何で俺は突き飛ばしたりなんかしたんだろう?

自分の行動がわからない。

不思議で何でこんなことしたのか考える。

キスに抵抗があったから?
佐奈の強引さにどん引きしたから?

それとも......

佐奈が好きじゃないから?

俺、もしかして、佐奈のこと好きじゃない......?

考えれば考えるほど、自分の気持ちがワケわかんなくなる。



その時、俺は、ふとある日の事を思い出した。