私の嫌いな永井くん

剛馬と優花の会話が聞こえた。

「優花ちゃん。キスして欲しいんでしょ。」

「えっ?そんなことないよ......//」

「そんな事言って、本当はキスして欲しいくせに。」

しょーもない剛馬と優花のラブラブな会話に呆れてると、

剛馬が言った。
「ほら、キスしろよ。」

優花はゆっくりと唇を剛馬の元へ近づける。

優花たちのキスを見るハメになるかと思えば、佐奈がトイレから帰ってきた。

「リュウ、ゴメンね。待たせて。」

「そんな待ってねーよ。そんじゃ、行くか。」

俺達二人で遊んでると、ばったり、ケイと万理に会った。

ケイはキョロキョロ見回して言った。
「トイレ済んだんだ。そういえば、優花と剛馬は?」

『キスしてた』とは、言いづらくて......

佐奈が言った。
「そこらへん、ウロウロしてるんじゃない?」

「そっか。そうだよね。」
ケイは納得したらしい。


俺ら四人で遊んでると、人混みの中から、見覚えある紫陽花の浴衣が見えた。

浴衣を着てる奴の顔を見ると、そいつは優花だった。

あれ?

優花、一人だ......剛馬が居ない。

どうしてだろう?