私は一瞬、脳裏にケイや万理の顔が浮かんだ。

ケイは多分、ゴウちゃんの恋を応援しているはず。
それに、万理はサクヤのこともあって私のことを心配してくれてる。

この告白を断ったら、ケイや万理を裏切るような気がした。

私は意を決して、発言した。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」

ゴウちゃんは不思議そうな目で言った。
「ホントにいいの?」

私は笑顔で言う
「うん!」

ゴウちゃんははしゃぎながら、私に抱き着いた。
「ヤッタ!ヤッタ!ありがとう優花ちゃん!」

抱き着いたまま、ピョンピョン飛び跳ねるゴウちゃん。

相当嬉しいみたい。

これから先、ゴウちゃんとそして、友達とも仲良く平凡に青春を過ごせますように......