私の嫌いな永井くん


いつも、手を繋いで歩いた通学路。

思い出してると、頬にぬるいものが伝わった。

頬をそっと触ると、私は涙を流してた。

俯きながら、涙を拭う。


何で泣いてるのよ、私。

サクヤとは快く別れたつもりなのに......


ケイが私を心配してくれた。

「どうかした?俯いたりして。」

「だ、大丈夫。私、そろそろ帰らなきゃ。バイバイ!」

私は一人だけ帰った。

だって、これ以上あそこに居たら、サクヤとの想い出を思い出してしまう......