私の嫌いな永井くん

<リュウside>


何、厭味言ってんだよ。

そっか、優花、今彼氏居ねーからな、厭味言うのもしょうがねーか。


優花が教室を出て行き、静かになった教室。

静かな教室は俺にとって、何故か淋しいものだった。

クール美人の佐奈が俺に喋りかける。

「ねえ、リュウ。そろそろ行こ。」

凛とした佐奈の声には未だに馴染めない。

しかし、そんな佐奈が俺は好きだ。

何の会話も無く、靴箱へ向かう。

靴を履きかえてると、俺の背中を誰かが叩いた。

「よっ!リュウ。今日、もしかして佐奈とデート?」

そう、変なテンションで声をかけて来たのはサクヤだった。

「何だよ、変なテンションで気持ち悪りーよ。」

「そりゃ、テストが終わると嬉しいもんだからな。」