私の嫌いな永井くん



途中、途中でアドバイスをくれながら、反省文を書き終えた。

「やった!出来た!ありがとうね、ゴウちゃん!」

私の嬉しがる姿を見て、ゴウちゃんは自分のことのように満面の笑みを浮かべた。

「優花ちゃん、お疲れ様。頑張ったね。」

その時のゴウちゃんの笑顔は昨日とは違って優しかった。昨日のゴウちゃんが嘘みたいな笑顔だった。

「優花ちゃん。昨日はごめんね。僕、ママとパパにもっと男らしくしろって言われて、男らしくがわかんなくなっちゃって、昨日、悩んだ挙げ句優花ちゃんに嫌な思いさせちゃった......」

俯いて、反省するゴウちゃん。

此処まで、反省してるゴウちゃんを見た私は許すしかなかった。

「気にしないで。私は大丈夫だから。」

でも、ゴウちゃんを許さなかったら、私、どうなってるんだろ?

友達の作り方だって、まともに知らないし、ゴウちゃんが居なくなったら唯一の友達が少なくなっちゃうよ。

これで良かったんだ。


「じゃあ、可愛い雰囲気のカフェ見つけたから、そこで勉強会しよ!」

と、ゴウちゃんは楽しそうに言う。

「早速、行こうか!」

反省文を提出し、カフェに向かった。