私の嫌いな永井くん

足音一つたてずにそぉーっと教室に入った私。

とは、言ってもクラスメイトの視線は私に集中していた。

何食わぬ顔を装い、自分の席に着く。

『キーンコーン......』

「ホームルームはこれでお終いです。休憩していいわよ~。」

先生の一言で、姿勢を崩すクラスメイト。

すると、佐奈が私の所にやってきた。

「おはよう。」

佐奈は微笑んだ。

多分、朝何があったか、聞かれるだろうな......

と、私は憂鬱になっていた。

しかし......

「土日挟んで、2日後にはテストだね~」

朝、私に何があったのか、何も聞いてこなかった。

流石、佐奈。朝の事を聞かれると私が嫌がるってわかってるみたい。

「ちょっと、優花?どうしたの?ぼーっとして。」

「え?あ、大丈夫。そうだね、テストか~!ヤダなぁ~!」


ゴウちゃんが私の前に現れた。

モジモジしながら、俯いてるゴウちゃん。

そんなゴウちゃんを見てると私は......