サクヤは口を開く。
「あの時、俺ばっかり言いたいこと言って優花の気持ちとか全然考えてなかった......一方的に『別れよ』なんて自分勝手過ぎるよな......」
でも、確かにサクヤが私に別れを告げるのはおかしくないよ。
だって、私、妊娠してたなんて言ったんだから......
妊娠してなかったのに......
「ホント、ごめんなさい」
深々と頭を下げるサクヤ。
こんなに謝られたの初めてだよ......
いくら謝られても、どうしようもないじゃん。
それに謝らまられると妊娠と既成事実を言った私が追い詰められてく。
サクヤの頭を下げてる姿を見ると、
私は独り言のような小さな声で言った。
「今更、謝らないでよ......」
どうやら、サクヤは私の声が聞こえなかったようで聞き返す。
「何か言った?」
「サクヤのバカッ!今更、謝らないでって言ってるの!!」
私は走って立ち去ろうとしたら、手を掴まれて
