私の嫌いな永井くん



それにしても、ゴウちゃんとは幼稚園以来、逢ってないって思ってたら、こんなにも身近なところにいたなんてね。

まあ、でもゴウちゃんは私と学区が別々だったから小学校と中学校は違ったけど、家はそんなに遠くないわけだから、高校も一緒になったっておかしくないんだ。


~放課後~

どうしようかな......今日、一人で帰りたくない。

そんなこと言っても、中学生の頃は毎日、一人で帰ってたんだけどね。

よし!ケイと一緒に帰ろ!

そう思って鞄を肩にかけ、帰ろうと教室を出た途端。

「優花ちゃん!」

可愛らしい声が私を呼んだ。

この声はゴウちゃんだ。

「ねぇ、今日、僕と一緒に帰ろうよ。」

丁度、帰る人を探してた私にとってはラッキーな話だった。

「うん。丁度良かった、私も帰るの人だったんだ。」


思いついたようにゴウちゃんは言った。

「そうだ!優花ちゃん、LINE交換しない?」

「わかった!LINE交換しよ!」

そうして、LINEを交換した後、私とゴウちゃんは二人で帰っていた。

昔のゴウちゃんは可愛いものが大好きだったのだが、それは今も変わってないらしく、帰り道に通る雑貨店のショーウィンドーに置いてある雑貨にすぐ食いついた。

「これ、可愛いね。僕、おかしいのかな?男なのに、可愛いもの好きって。」

俯くゴウちゃんに私は言った。

「全然、おかしくないよ。好みは人それぞれなんだから。」