私の嫌いな永井くん

私も自分のクラスの教室に入って行く。

そして、自分の席へ座ると......

「君、もしかして、優花ちゃんじゃない?」

そう言って声をかけてきたゴウちゃん。

『うん』と頷く私。

「やっぱり、優花ちゃんだぁ!」

と、大きな声で嬉しがってるゴウちゃん。

その大きな声で、みんなの視線は私達に集中する。

ゴウちゃんはみんなの視線に気づかない様子で言った。

「ねえ、優花ちゃん、5月8日の日曜日って空いてる?」

すると、男子達がやって来てからかうように言う。

「岩田と桜木って、付き合ってんの?」

ゴウちゃんは頬を膨らませて怒る。

「付き合って無いよ!僕らをからかわないで!それに優花ちゃんとはお友達なんだから。」

お友達ねぇ......

昔は好きだったんだよな、ゴウちゃんのこと。

「じゃあ、日曜日、僕の家に来てね!バイバイ」

最後に手を振って、自分の席に戻って行ったゴウちゃん。

って、私、ゴウちゃんの家、覚えてないんだけど......

それに、連絡先も交換してないし!!