私の嫌いな永井くん

なんか、周りから視線を感じるんだけど......



私はキョロキョロ、周りを見てると......



「そんな、周りが気になる?」

と、リュウが聞いてきた。



「うん。だって、誰かに私の悪口とか言われてるのかって思っちゃって不安になるから」




リュウは呆れたように言った。



「被害妄想、凄すぎだな、お前って。」

と、私の肩から腕を放し、私の前を行くリュウ。