私の嫌いな永井くん



そして、話題は私の初恋相手の話になり......

「俺、優花ちゃんの初恋相手、知ってるんだ。初恋相手ってゴウちゃんでしょ」

えっ?何でゴウちゃんが知ってるの?

「ケイはゴウちゃんが好きだって、何で知ってるの?」


「だって、優花ちゃん分かりやすいんだもん。」


分かりやすいって......私、分かりやすいんだ......


その時、私はハッと思い出した!

「ああ"ー!」

大きな声が空へ響き渡る。

ケイは私の声に耳を塞ぎながら、聞く。

「どうしたの?そんな大きな声出して。」

「もしかして、あの子童顔の子、ゴウちゃんかも!?」


「童顔の子って?」

わからない顔で“?"が頭に浮かんでるケイ。

私は言った。

「ねえ、ケイ、ちょっと着いて来て。」


食べかけの弁当にフタをして、ケイの腕を掴む。

「えっ、俺、まだ弁当、全部食べてないんだけど......」

嫌がるケイに対して、強引に1年2組の教室へ連れて行く私。