後ろを振り向くと、そこにはケイが居た。

意地悪そうな目つきで

「優花ちゃんも独りぼっちだったんだ」

と、少し馬鹿にするような言い方でケイは言った。


私もケイに反抗するように言った。

「何よ、高沢くんだって、どうせ一人なんでしょ。」

ケイははぶてるように言った。

「だって、いつもはリュウとご飯食べてるのに、今日は彼女と一緒に食べるとか言い出すし......」

ケイもリュウたちが付き合ってるの、知ってたんだ。

「それより、屋上行って、ご飯食べよ!」

そう言ってケイは屋上へと走り出した。