お母さんなんて、大っ嫌い!!

家になんか帰るもんかっ!

でも......お腹空いたな......お兄ちゃんと遊びたいな......

一人は寂しいよ......

独りぼっちで泣く私。

その時、現れた君。

『行くよ』

馴染みのある廃屋で、君は私を慰めてくれた。


『泣くなよ、優花らしくねーぞ』

チュッ__

優しいキスをした君......

君は私を独りぼっちにしなかった。ずっと一緒に居てくれた。

そのあと、夜になり外は暗くなってた。

私は幼稚園の先生から、“夜の外は怖くて危ないのよ"と教えられたけど、今は全然怖くない。だって、君と居たから。

君と私はお星様が綺麗って言って笑いあった。

その頃には涙も治まってた。