HRも授業も終わると、気づけば佐奈が一人で佐奈の席に座ってた。
「佐奈っ!おはよ!今日、朝教室に居なかったけど何かあったの?」
って声をかけた。
「べ......別に何も無いよ!」
珍しく動揺してる佐奈。
絶対なんか隠してる。
「佐奈、わかりやすいんだね。誰にも言わないから、教えてよ~。」
佐奈は頬を赤くして言った。
「実は、私......永井くんと付き合うことになったんだ。」
一瞬、耳を疑った。
「ウソっ!!佐奈が!アイツと?!」
「優花、大袈裟だってば。
それに私、中学の頃から永井くんのこと気になってたんだよね」
唖然とする私。