私の嫌いな永井くん



その時......

『ガチャ』

と、ノックもせずにリュウが私の部屋に入ってきた。


震える唇を精一杯動かして言った。

「ノックもしないで、人の部屋に入らないでよ.....」

リュウはしゃがみ込み、私を抱きしめ、言った。

「頑張って言ったな......お疲れ様。」

その時のリュウの声は優しかった。

こんな優しいリュウは始めて見た。


この日、約一年分の涙を流しました。


サクヤ......私のこと、どう思ってるかな?

もう、嫌いになったかな?