私の嫌いな永井くん


~放課後~

今日もサクヤと、一緒に帰る予定。

でも、今日は放課後デートはしない。

で、現在私は靴箱でサクヤを待ってます。

「優花!」

走って私の所へ来るサクヤ。

そして、いつものように手を繋ぎながら帰っていた。

私の家に着くまでに、妊娠のこと言わなくちゃ。


「ねえ、サクヤ。」

「何?」

私は大きく息を吸って言った。

「私、実は妊娠してるの......」

サクヤは私の握ってた手を払い、走り去って行った。

しょうがないよね......しょうがない。

そう頭ではわかってるつもりでも、目には大量の涙の粒が溢れてた。

全て嫌になったような気がした。

私は無意識に走り始め、気づけば家にたどり着いてた。

玄関のドアを開けると、すぐさま部屋に駆け込んだ。

床にしゃがみ込み、うずくまった私。

泣いて泣いて泣きまくる。

それでも涙は止まらない。