私の嫌いな永井くん

少し気が楽になった所で、私はリビングへ行くことにした。

何も知らないお兄ちゃんは緩んだ表情で言った。

「優花、何かあった?部屋に篭ったりして。」

この状況で“私、妊娠してるの"なんて、流石に言えない......

「ちょっと、今、調子悪くて......だからベッドで寝てた。」


「寝て安静にする前に、病院行けよ。」

「うん。でも、病院行くほど調子悪くないから。」

そう言って、部屋に戻った。