私の嫌いな永井くん

コンコン......

ドアをノックする音が聞こえた。

外から、優しい声がする

「優花ちゃん、夕飯出来たけど、食べる?」


「今日は遠慮しときます。」

小さな声で私は答えた。

いつかは薫さんにも妊娠について言う日が来るのか......

ひたすら妊娠した自分を責めた。


その時、目に止まったスマホ。

サクヤに妊娠を報告しなきゃ......

そう思って、スマホを手に取り、電話帳を開く。


なかなか、サクヤの名前が押せない......

勇気が無いな......私。