私の嫌いな永井くん



その後、授業を受けてても、体がダルくて、ずっと机の上でうずくまってた。

やはり、佐奈も心配してくれる。

「優花、学校、早退したらどう?これ以上、無理してたら、もっと体、悪くするよ。」

「大丈夫、今日、放課後に市販の薬、買うから。」


佐奈は自分の席へ戻っていった。


こうして、学校は終わった。
放課後になり、今日は薬局へ向かうため、サクヤと一緒に帰るのは遠慮しておいた。


私は薬局に着くと、嘔吐の薬を探し始める。

やっと見つけた!嘔吐の薬。

薬を手に取ろうとした途端、隣にあった妊娠検査薬のPOPが目に止まった。

そのPOPには、大きい文字でこんなことが書いてあった。