薫さんには、ありがたいと思ってる、気遣ってくれたり、優しくしてくれたりで。でも、私、此処に居ては薫さんたちに邪魔してるような気がする。だから、家に居るのは辛い。 「うっ......」 突然、私は吐き気に襲われた。 最近、たびたび吐き気に襲われることがある。 薫さんは心配そうに私に声をかけた。 「大丈夫?辛くない?学校、休む?」 私は咄嗟に遠慮した。 「大丈夫です。」 だって、学校に行ってた方が気が楽だもの。