サクヤは申し訳なさそうに言った。 「ごめん。俺、もうデートするお金無いんだ。」 毎日、私たちが行ってたデートスポットはいつもショッピングモールだったことに今、気がついた。 「こっちこそ、ごめん。お金無いのに無理して、デート誘っちゃって......」 「だから、今日はお家デートでいい?」 私は笑顔で頷いた。