そして、学校へ着いたら......
「優花、おはよ。今日はいつもより早いね」
と、佐奈は言った。
「今日は早く目覚めたんだ。」
そう言って、自分の席へ座った。
鞄の荷物を片付け、私はリュウに小声ながらも声をかけた。
「永井くん、ちょっと話があるんだけど。」
そして、私がリュウを誰も居ない、渡り廊下に連れて行く。
リュウは無愛想な表情で言った。
「何だよ、お前、挨拶もなしに俺を渡り廊下に連れて行って。」
「永井くんは知ってたの?薫さんたちの結婚。」
平然とした表情で言った。
「ああ、昨日、ねーちゃんから電話で知った。でも、俺はねーちゃんに彼氏が居たのは薄々勘づいてたけどな。」
「それに!永井くん、私の家に住むんでしょ?」
相変わらず、平然の表情で言うリュウ。
「そうだよ。これからよろしくな。」
「でも、私たち、同級生だよ!同居してるのってマズイんじゃないかな?」
笑い飛ばすように言った。
「お前、もしかして、俺がお前を襲うとか思ってんの?バカだろお前。」
リュウはさっきの一言を遺して、教室へ戻って行った。
もしかして、同居に関して不安なの、私だけ?
そのあと、リュウとは何も会話を交わさず、放課後になった。
