お兄ちゃんと薫さんのイチャイチャトークが終わった所で、今後の話をした。

「そういえば、お兄ちゃんたちって、婚姻届、出したの?」


お兄ちゃんはこう答えた。

「そうだぞ。あと、それと今日から優花の幼なじみの隆斗と一緒に住むことになるから。」

「えっ?何で永井くんと一緒に住むの?」

そういうとお兄ちゃんではなく、薫さんが申し訳なさそうに言った。

「ごめんね。私、身内居ないから、隆斗のこと預ける人居ないのよ。だから同居することになるんだ。本当にごめんね。思春期なのに、幼なじみの男の子と同居するなんて、嫌よね。」

憧れの薫さんが此処まで、言わせるなんて、こっちが悪いみたい。

私は笑顔を無理矢理作って言った。

「薫さん、謝らないで下さい。私は永井くんと一緒に住むの大丈夫ですから!」


パンを口に詰め込み、私は家を飛び出した。