「万理、ハッキリ言うね。万理さ、メイクケバいよ。」

うわ......私たちの友情、壊れた......

どうせ、“優花、最低!"とか言うんだろうな。
そして、私たちの友情は壊れる。

此処まで言ったら、万理のためにも本音ぶつけないと。


「私、ケバい?でも、こういう女性はモテるんじゃないの?」

万理は私の予想とは違い、“優花、最低!"なんて、言わなかった。

それより万理、勘違いしてるんだね......

「ケイはメイクケバい人、嫌いなんじゃないかな?」

「そうなのかな......?」

理解してるのかしてないのかわからない応答をする万理。