私の嫌いな永井くん



ブルルル___

バッグの中から電話が鳴った。

私は電話するためにスマホを持って、リビングを出ようとすると、

薫さんが、私の腕を掴んだ。

「優花ちゃん!お願い、優太と私の結婚を許して!」


早く電話に答えなきゃ!
もう、結婚でも何でもしたらいいよ!


「結婚して良いんじゃないですか?別に私が薫さんとお兄ちゃんの結婚に反対したってしょうがないので。」

そう言ったあと、自分の部屋に入って、やっと電話に答えた。