サクヤと私の二人になった。
私は会話の話題を切り出す。
「今日はありがとう。ちょっと高沢くんと万理の関係は悪くなっちゃったけど。」
「優花が悪いわけじゃないから。そんな気にしなくて大丈夫。
それと、ケイのこと、高沢くんって呼ぶのやめたら?だって、幼なじみじゃん。苗字で呼んでる方が怪しいよ」
そっか、今は中学生の頃とは違ってケイって呼んでも誰も私を虐めることないのか......
ケイって呼んでみようかな。
そう思ってると、私の家にたどり着いた。
「サクヤ、バイバイ。」
「優花もまた明日、学校で!」