店長は私の顔を見て、驚くように言った。



「超美人!こんな眼鏡して、もったいないわよ!可愛くするからね!
あそこの椅子に座ってね」


と、美容院の椅子に座る。



そして、美容師さんは髪を切り始めた。



数時間後......



『チョキチョキ......』



ハサミで髪を切る音。



その音がいきなり途絶えた。





黒に近い茶色でクルクルとカールした髪。


近頃の女子って感じ。




「完成!これでどう?」




店長さんは私......じゃなくてリュウに聞く。




「うん!凄くイメージ変わった!ありがとう店長さん。」






私も感謝する。


「ありがとうございます。」



店長さんはリュウにウインクして言った。



「今回の料金は隆斗くんの顔に免じて無料にしてあげる」


む......無料?!どうして??

リュウがカッコイイからって無料になんの?!




「ありがとうございます!」

と、リュウも笑顔になる。




っていうか、この店長さんとリュウはどういう関係なわけ?