すると、ケイは私の制服の袖をツンツンと引っ張り、話しかけた。

「ねえ、あそこにリュウが居るよ。」

あ......リュウ、居た......最悪。


ケイは手を振りながら、リュウの所へ走って行った。


サクヤも走って向かう。

佐奈も私の手を引き、リュウの所へ向かう。


サクヤは不意に聞いた。

「なあ、リュウって、何組だった?」