そのあと、教室で解散したあと、私は教室に残ってた。

最後に教室を見とこうと思って。


黒板に書かれた、大きな“卒業オメデトウ"と言う文字。


私の目に涙が溢れ出した。

泣かないって、決めたのに......


すると、誰かから背中をさすられた。

私は後ろを振り向くと、そこにはサクヤが居た

「優花は楽しかったんだな。中学生活が。」


私は大きく首を縦に振った。


サクヤは何も言わず、私の傍に居た。



こうして、中学生最後の日を終えた。