私の嫌いな永井くん



リュウは窓の外を見ながら言った。

「宮谷、虐められてるんだって。噂によると昔から女子に嫌われてたらしいよ。」

あんなに仲良かったのに?

あの万理が虐められてるの??

でも、もう、あんな奴、友達なんかじゃない。

「私、万理と友達じゃないから。」


「そんなに意地張ってても、何も変わんねーぞ。このままで良いわけ?卒業も近づいてるし、宮谷と一緒に居られるのは今だけなんだぞ。今のうちに、後悔しないようにしろよ。」


何故か、リュウの言うことに妙に説得力があった。



私は走って、教室へ向かった。