そんなこと、言ってたら。

優花が空気を読めないまま、教室に入ってきた。

「おはよう!」






私は何も知らないフリをした優花が嫌になって、優花の前に立って、ビンタした。




「優花、最低。何で言ってくれなかったの?高沢くんに告白されたこと。
優花には見損なった。」




私は佐奈を連れ出そうとする。






「佐奈、トイレ行こう。」



ホントに弱いな......私。

一人じゃ、何も出来ないなんて......


「う......うん。」

と、佐奈は曖昧なことを言った。