line:お疲れ様です。
昼間の話ですが…創が家に来てます。
これから創の話を聞くんだけど
由宇ちゃんの話はどこまで話していいのかな…
由宇ちゃんから全部話す方がいいよね?

家に着くと、外まで声が聞こえる…

「はっきりしなさいよ!!」
「だって~だってさ~」

壱弥と顔を見合わせてクスッと笑うと家に入る

「ただいま~ちょっと!
創!李都!外まで声きこえてるよ!
近所迷惑でしょ!」

「「お帰り~」」
「聞いてよ、ママ。創兄さんってば優柔不断!
こうゆう男はだめだよ!」

「ママ、創兄さん、さっきからずっと怒られてるんだよ」

呆れ顔の李都と他人事だと言わんばかりの小都

「まずは着替えてくるね」

さっさと着替えてリビングに戻ると

「優柔不断ってどうゆうこと?」

ちらっと創を見ながら聞くと

「いきなり家に来て何言うかと思ったら
「10歳以上離れた男ってどう思う?とか
おじさんって何歳から?とかしつこくて~
話聞いたら15歳下の女の子と付き合うとか
付き合えないとか…優柔不断じゃない?!」

「そうねぇ…とりあえず、創の話もちゃんと
聞かなきゃね。李都、創兄さんの相談相手
ありがとうね、小都は家庭学習終わらせなさいよ?
創!李都と小都に「ありがとう」は?」

「「はぁ~い」」

「李都~、小都~、相談乗ってくれてありがと~」


「じゃあ、でかけてくるね。」

「「いってらっしゃ~い」」

3人が外に出ようとしたとき

チロチロリ~ン♪
lineの着信音

earthに向かいながらlineを開く

line:お疲れ様で~す。
もう創さんと一緒ですか?
私、告白した方がいいんでしょうか…
振られたらearth行けなくなっちゃいますよね…
私、今日は予定無いので
紗都さん達の話し合い終わったらでいいんで
呼んでください。

え?由宇ちゃん告るの?
来るって?

まずは創の話聞いてからかな…

line:話によっては呼ぶかも。
途中経過は報告するね

店に着くとすぐ個室へ

注文しなくてもどんどん料理が運ばれる

「創…あなたは由宇ちゃんのこと、どう思ってるの?」
「創…由宇ちゃんの一言で急に気にしだしたのか?」

壱弥と紗都が向かい側に座る創に聞く

「だって15歳下だぞ?こっちがどんな気持ちだろうが
世界が違いすぎるだろ?」

「じゃ、由宇ちゃんの事はなんとも思ってないのね?」

「なんとも思ってって…そりゃ、あんな可愛い子、
嫌いなわけないだろ?」

「はっきりしねぇな…」

「じゃあ、由宇ちゃんが別の人と付き合っても関係ないね?
別の世界だもんね?」

「他の男?…由宇ちゃんが?…他の…」

黙ってしまった創…

「創…由宇ちゃんと初めて会った時からもうだいぶ経つよね。
年とか関係なく由宇ちゃんの事、どう思ってるの?」

「最初…壱弥とearth行って由宇ちゃんがいて…
号泣してて…泣いてんのに可愛いなって…

話聞いて、この子、すげぇ頑張ってるんだなぁって
俺、泣ける程、仕事頑張ってないなぁって

由宇ちゃんに会うたびに思い出して…
俺、頑張れんだよ…
こんな子が嫁さんだったらもっと頑張れるのになぁって
俺もっと若かったらなぁって

こんなおじさんと一緒にいたって
俺は良くてもさぁ…」

「創さん…」

「え????なんで由宇ちゃん???」
個室の入口に号泣しながら立ってる由宇

「私が呼んだの。由宇ちゃんも話があるって。
私たちは帰るから二人でちゃんと話しあいなさいね。
創!年だとかおじさんだとか、私達に喧嘩売る前に
由宇ちゃんの気持ちに失礼だわ。
由宇ちゃんにちゃんと確認して、自分の気持ちに正直に
なりなさいよ!
由宇ちゃん泣かせたら李都と小都呼ぶからね!」

由宇に駆け寄るが、号泣している由宇を前にアタフタしている創に
まくしたてると、壱弥にアイコンタクトをして
店を出る

「二人にして良かったのかな…」
「二人とも大人だぞ?恋愛に関しては創の方が子供だけどな(笑)
…さて、俺達も大人なんだけど、大人の時間を過ごしませんか?奥様(笑)」

「ん~そうねぇ…え?今何時?…8時かぁ…
earthに戻るわけにもいかないし、どこに行く?旦那様(笑)」

「久しぶりにあいつに会いに行くか?」

「「jewel!」」

二人は手をつなぐと決めた道を進み始めた