Way to happiness

20年目の記念日から数日が過ぎ、

神野の出向も終わった

最後の日も神野が送別会を遠慮したので、呆気なかった

神野狙いだったはずの京香は、神野の好みが紗都だと知り、呑み友達になった


平和な週末…
明日から一週間、京都と大阪へ行く

李都小都も実家へ行く

各々準備していると

「紗都…コーヒー入れたからおいで」

振り向くと、壱弥がドアに寄りかかって立っていた

「ありがとう」

二人でリビングへ

テーブルには2つのコーヒーと薄い箱

「これは?」

ソファーに座ると、薄い箱を指差す

「開けてみて」

箱を開ける


あの時の!


中にはアルバムが入っていた

表紙には、見つめ合う壱弥と紗都がシルエットで写ってる

ページをめくる

カメラ目線の写真より自然な二人の写真が続いていた

暗い顔をした紗都を優しく見つめる壱弥や

真っ赤な顔の紗都…

壱弥のタイを直しながら微笑み合う二人…

素敵な写真ばかりだった

最後のページには


それは綺麗な夕日をバックにキスする二人の写真



「これ!!あの時の!いつ?え~恥ずかしい!!」

「いいんじゃない?この写真、凄く綺麗じゃん」

こめかみにキスしながら微笑む壱弥に
ドキドキする…

「あ~!パパ達何してるの~?」

ニヤニヤしながらソファーに飛び込んできた小都

続いて李都もソファーに座る

「狭い!」
「何見てたの?あ!ママ綺麗!」
「ちょっと狭い~!」
「お前達、準備どうした?」
「休憩♪」

あ~!もう!
今日も最高に騒がしい我が家!


最高に幸せだ!

今も…これからも…