キミの声を聞かせて。




――か、かおっ! 近かった……!


そんな近くで見せられる顔じゃないのにー(泣)



「あー、うん、大丈夫、ありがと」


涼宮君は、赤い顔を隠すように制服の袖口で口元を隠す。


「聖琉ちゃん、俺……」



ガラッ!!



「マネージャー、仕事遅いんだけど」


「!?」


いきなり後ろの扉が開いて、同級生の部員が怒った顔で睨んできた。