けれど、そんな幸せも短くして終わった。 元々関わりがなかった私達は、私が思い描いていた憧れ通りの付き合い方はできず、 お互い勉強や部活で忙しい日が続き、彼からのLINEの量が減った。 そんなある日――LINEが1日1回しか返ってこなくなった頃だ。 私はもう嫌われたんじゃないか、振られるんじゃないか、って思い始めた。 もう振られても良い様に覚悟を決め、1度きりのわがままを言った。 『1回だけわがまま言わせて。毎日LINEしたいです』